先日、Twitterですずくまさんと話しているうちに気になった事が出たのでメモっておくことにする。

最近火力が弱い。《稲妻の一撃》が消えたままで代わりに《火山の槌》が増えてしまった。赤単はどんだけ宝剣頼みになればいいんだ。
そして何より1マナ域が弱い。デメリット無しのパワー2が白の騎士くらいしかいない。
全体強化も薄い。《敬慕されるロクソドン》や《ベナリアの軍司令》を使いヨルヴォやトーブランを見た後に《不動の女王、リンデン》を見た時のガッカリ感は半端なかった。

結論から言うと、ウィザーズはアグロデッキのパワーを大きく下げようとしているのだと思う。

それによってウィザーズが得られるメリットは何か?

その背景として考えられるBO1の環境を多様化すること。競技プレイがどうあれアリーナの人口はBO1の方が多いようだ。実際手軽だし、イベントは基本BO1で他のカードゲームから流れた人も取っつき易い。

しかしそこでランクマッチを回すとちょくちょく感じるはずだ。赤単しかいねぇと。特にドミナリアがリーガルだったころは《ゴブリンの鎖回し》と《ベナリアの軍司令》が支配していたものだ。

その状態を何とか止めて、カジュアルじゃないけどシナジー重視の様々なデッキが生存できる環境をBO1に作りたかったのだろう。

もう1つ、ゲームスピードを遅くして、お値段の高いカードを使う環境を作りたいのではないかと邪推している。

何だかんだでアグロは安いし、アグロ向けに1マナ2マナの神話レアなんて作るのは難しい。それよりは、カードパワーの影響が大きくなるロングゲームをやらせたい。ウィザーズの利益を考えたら自然な事だろう。


・・・しかしそのとばっちりでカジュアル層はともかくBO3の競技プレイに関わるプレイヤーは《成長のらせん》が禁止になるほどのランプ地獄を味わっている。
ランプを倒す一番手っとり速い方法は相手の土俵になる前に瞬殺する事で、特に火力・カウンター・ハンデスでバックアップしながらクロックパーミッション気味に殴り続けるのが理想なんだが、ウィザーズがその辺の動きを抑える方向でカードを調整しているので、メタが回らなくなっているのではなかろうか。
逆に3マナ2点のリセットだけは最近必ず常備されているから、アグロを潰そうと思えば潰すのは簡単だし。

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