テーロス以降で最初の大手大会であるSCGでDaily Deck List担当のLSVさんが注目したのは、3位に入賞したこのデッキでした。
 環境を定義するデッキの一つになりうるそのデッキとは・・・

原文はこちら
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/deck/1335
(以下、翻訳)

 先週末ウースターで行われたStar City Games Openで新しいスタンダードのシーズンが開幕した。この大会で新しいスタンダードの見通しが立ち、テーロスの新しいカードの影響力が示され、そして何より野生の怪物たちの居場所を教えてくれた。最後の答えはChristopher Posporelisの絶え間なく怪物が飛び出す赤緑のデッキだ。彼は「エルフとドラゴン(※)」というマジックの創世記から存在する古典的なデッキの戦術でトップ8に辿り着いた。
(※訳注:エルフのマナ加速からドラゴン等のファッティを唱える戦術か。)

 このデッキは8枚のマナ源、《エルフの神秘家》と《森の女人像》からスタートする。神秘家はスタンダードで最も効率的なマナ・クリーチャーで、女人像は最も頑丈なマナ・クリーチャーであり、大抵の場合このデッキの展開を予定より早めてくれる。

 インパクトの高いカードがデッキの残りを占めているので、脅威が尽きることは無い。それらは環境最強の対コントロールカードである3マナ域の《ドムリ・ラーデ》から始まる。ドムリは4マナ域の《世界を喰らう者、ポルクラノス》《ゴーア族の暴行者》《燃えさし呑み》を含む、選び抜かれたクリーチャー達を供給してくれる。ポルクラノスと《燃えさし呑み》は潜在的に7マナ域でもあり、このデッキが陥りやすい大量のマナを抱えるという状況でもやることがあるのだ。《紅蓮の達人、チャンドラ》はもう1つの強固な4マナ域で、除去を乗り越えるもう1つの手段になる。デッキのトリを勤めるのは《嵐の息吹のドラゴン》、考えうる最強の脅威の一つだ。こいつは良く使われている除去を多くかわしてくれるし、すぐに4点のダメージをたたき出し、アンタップすればさらに大きなダメージを狙えるんだ。

 もちろん、君がマナ加速を引けない事もあるだろうから、文字通りマナと脅威だけがこのデッキの全てというわけではない。そういう時何もしないわけにはいかないから、《漁る軟泥》と除去呪文の出番だ。4枚の《ミジウムの迫撃砲》に3枚の《稲妻の一撃》は充分な行動を与えてくれるし、さらに迫撃砲は大量のマナ使い道と軽い呪文を1枚で同時にくれる。

 君達がでっかいクリーチャーを出してぶっ叩くのが大好きなら、これよりも良いデッキはなかなか出来ないだろうが、君達にはさらに怪物的な構築を見つけて欲しい、それが俺からの挑戦だ。


赤緑怪物軍団(Star City Gates Open 3位)

(土地24)
9森
7山
1変わり谷
4踏み鳴らされる地
3奔放の神殿

(生物22)
4エルフの神秘家
2燃えさし呑み
2ゴーア族の暴行者
3世界を喰らう者、ポルクラノス
3漁る軟泥
4嵐の息吹のドラゴン
4森の女人像

(呪文7)
4ミジウムの迫撃砲
3稲妻の一撃

(プレインズウォーカー7)
3紅蓮の達人、チャンドラ
4ドムリ・ラーデ

(サイドボード15)
3神々の憤怒
1ナイレアの弓
2燃え立つ大地
1破壊的な享楽
1古代への衰退
2霧裂きのハイドラ
3峰の噴火
2自由なる者、ルーリク・サー


(翻訳ここまで)


 まるで前環境を最後の最後で塗り替えたキブラーグルールの後継のようなデッキですね。燃え立つ大地すらも健在。あのデッキを使っていた人ならカード資産的にも気楽に入っていけるのではないでしょうか。

 同様のデッキが他にも複数入賞しており、中には新手の《歓楽者ゼナゴス》も入っていてさらなる調整の予知がある予感。

 自分はこのタイプのデッキはボコられた経験しかありませんので、仮想敵として意識してデッキを組めたらと思います^^;

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