世の中にはリア充と非リア充、2種類の人間がいる。
友達と語り合いながら絵にかいたようなキラキラと輝く学園生活を謳歌する者もいれば、他の人に馴染めなくて一人で過ごしている人がいる。

彼らを分け隔てるスクールカーストは長年にわたって差別やいじめを産み出し、悲惨な事件の原因となってきた。さらに多くのライトノベルや漫画ではリア充と非リア充は敵対するものとして扱われていた。スクールカースト上位の女の子がオタクな男とくっついていく話は現代のシンデレラといって良いだろう。

しかし近年のライトノベルではリア充がオタクと仲良くなっていく話に留まらず、さらにはリア充と呼ばれている人たちも必死で周りに合わせている様子が描かれ、無理してリア充にならなくても良いとされる傾向になったという。

そんな現状がアニメのメジャー化で拡散され、スクールカースト間の相互理解が進んで対立が無くなり、逆にぼっちとか言われている人が周りを気にせず自分の趣味に没頭できる強い人間として認識されはじめた世界とは・・・?
『リア充爆発しろ』がオワコンになった時代のラブコメとはどうなるのか・・・?


筆者シグマが個人的にファンで最近アニメ化が決定された『現実主義勇者の王国再建記』原作者どぜう丸先生が、そんな問いとある意味答えを投げかけた。

ぼっちとリア充の相互理解が進んだ世界での学園ラブコメ(仮)
https://www.pixiv.net/novel/series/1272163

作者は、こういう小説が出ると思ったのに出て来ないから自分が書いてみた、としているが、結果としてぼっちの主人公はある意味下手なヒーローよりも異質な超人めいたもののように感じる。

現実にはぼっちになりたくても勝手に虐められることもあるし、後半に出て来るヒロインのように人とうまく接することが出来なくても孤独に耐えられない人が大半だから、都合よく小説のようにいかないのだろう。学園ラブコメというよりちょっとしたファンタジーだ。

そして相互理解が出来たところで導き出される結論は・・・後は本編と作者あとがきまで読もう。十話も無いから大して時間はかからない。

BGM:全部僕が悪い~A Friend~/九十九音夢・DJ TECHNORCH
https://www.youtube.com/watch?v=HJnP42ZKzZg
風見さんの日記で漫画版が紹介されていたのを見かけましたが、なろう原作という事でじゃあそっち読む方が性に合ってると思い・・・

結果、今日はアリーナで12勝チャレンジをやるはずが丸一日読みふけってました

久々に予想外

中身はまあ、39歳でブラック企業の社畜だったオッサンが(おそらく過労で体が限界に達していたため)急死。
異世界の都合でテンプレのようにチートもらって転生・・・みたいな内容。

が、とにかく主人公も中身が苦労性のおっさんで、出て来る人出て来る人みんなが良い人尽くしで、延々と「やさしい世界」が展開される。

グルメマンガや居酒屋系、日常系の作品を読むような妙な安心感と癒しが・・・


しっかしそういうのにアリーナも忘れてハマるって俺やっぱり疲れてるのか。実際に土日休みでも休日の片方は脳と体を休めないとやってられないくらい気力が奪われている。

今があまりにもあんまりなので、派遣期間満了する前に辞める前提で別の仕事の面接を入れ始めてます。


紙のマジックもゲーセンも気軽に行けなくて、平日はもちろん土日休めても何も出来ないくらい残業して、周辺にはコンビニしか無い陸の孤島、そんな生活から一刻でも早くオサラバするに限る。たとえ2カ月しか差が無くても。
《めでたしめでたし》
《めでたしめでたし》
《めでたしめでたし》
アリーナは何となく毎日やるのも疲れたので、『エルドレインの王権』小説を読了


細かい事いろいろ語りたいけど、そのうち『あなたの隣のプレインズウォーカー』とかで語られたりMTG Wikiが充実していくでしょう。

序章。ジェイスと「あなた」の活躍で呪いを何とか押しとどめていたガラクは、呪いが悪化したのかプレインズウォーカー狩りを再開し、オーコに襲い掛かるも返り討ちに。記憶と自由を奪われて「Dog」という名前の下僕になり果ててしまう。

その後、ウィル&ローアンの父親であるアルジェナス(Algenus)=ケンリス王は行方不明になっていて、何人かの仲間と一緒に姉弟が探しに行くというのが大筋の流れ。


なんやかんやでカードの通りケンリス王は救出され、かなり強引な流れですがガラクの方もヴェールの呪いから完全に解放され《野生語りの帰還》《めでたしめでたし》になるので、いろいろ不穏なものを感じていた人は安心して欲しい。

・・・マジックの今までが今までだからバッドエンドの予感は付き物だけどね。
Fate/Stay night -Fate- 読了
Fate/Stay night -Fate- 読了
以前より携帯アプリ版で地道に読み進めていた元祖FateがようやくTRUE ENDまでたどり着けました。

今週の目標が1個終わった。


しかしほんと、ちゃんとTYPE MOON作品を原典に近い内容でやったのは初めて、そもそもノベルゲームというジャンルをまともにやったの初めてだけど、進めば進むほどじわる。読んでいてシロウとの一体感をリアルに感じましたね。

自分がこれまで触れたのは格ゲーとしてのMELTY BLOODと、アニメ版(不人気)・漫画版の月姫のみ。

今回のシロウとメインヒロインのセイバーは、自分が見た月姫の時の遠野とアルクェイドとはまた違ったベクトルの結末を迎えることになる。けれど、この二人はこれで良い。そう納得できる清々しさが感じられますね。

今このブログを書いて、読んでいる自分たちの旅もいずれ終わりを迎える。その時に、願わくばこの二人のようにいられたら良いなあ・・・と素直に思いました。


ところでこのゲーム、New Gameに入ると有料コンテンツでUnlimited Blade Worksというモードと、以前心をへし折られた映画と同じタイトルのHeaven’s Feelというモードがあるんだけど、これがいわゆる遠坂ルート、桜ルートにあたる・・・んですよね?


・・・なんてこった。


俺はまだ全容の3分の1しか理解していないのか。
http://gathered.tokyo/ura/kachitsudukeru-umehara/

久しぶりに本を読んだ。

本を読むのが嫌いになったのはいつからだろうか。ネット小説は読んでいるわけで、金を使いたくないから・・・?

違う。

しつこいくらいに親に自己啓発を押し付けられていた時期があったから、でも実際読んでみると中身がない精神論や人格論ばっかりで、読むのがただただ苦痛だけだった。

苦しんでいる自分がそういう本を読むと、極論すれば人格を否定されているような感じになって・・・なのでこう「〇〇論」とか「〇〇の法則」みたいな本はもう見るだけで目をそらしていた。

本来は、自分を励ますために読むものだったのにね。


一人暮らしになってもうすぐ1年。少しは精神が落ち着いてきたのかもしれない。

皆さんは、「小説家になろう」というサイトがあるのをご存じだろうか。Pixivの小説版のようなもので、文字通り一般の人々がインディーズで小説を投稿するサイトです。
しかも、BMS作曲家が実際の音ゲーに採用され、ワンパンマンのONE氏ようにWeb漫画からプロが出るように、人気が出たら実際にラノベの文庫で書籍になって売れることすらあります。

ちなみに相互リンク先の風見さんの記事でこのコンテンツの存在を知りました。

面白いのはある程度のテンプレというべき「お約束」のような世界観が定着していることです。
例を挙げると
・現代人がなぜかRPGやネトゲのようなファンタジー世界に勇者として召喚されるか転生する
・女性向け乙女ゲーの、ゲームの中で主人公をいじめる悪役女性キャラに転生する
だいたいこのどちらかを基礎とした作品が多いのが特徴かもしれない。

だが・・・俺はもう一つの「テンプレ」に、どうしようもなく惹かれていた。

それは「復讐」。
読むだけで吐き気がするような虐めを受け続けていた主人公が、虐めた相手に復讐する。
救うはずの世界に裏切られ、あるいは最初から貶められた勇者が、逆に世界を滅ぼす勢いで暴れる。
そんな物語に何よりもハマり続けている。

だいたい、一般向け漫画だと虐められてた主人公というのは、いじめっ子と仲直りしたあげくレギュラー入りしている気がする。例を挙げると初代の遊戯王とか。
あの展開は、どうしても理解できなかった。そんな甘いどころか救えない展開があってたまるかと思っていた。その疑問に思いっきり答えをぶつけてくれたのが、それらの小説群だ。やられた主人公が、とことん悪辣に倍返しでは済まないレベルで完膚無きまでに敵を叩き潰す、そこには善意も救いも何もない、ただただ狂うに任せて屍に屍を重ね続ける、そんな血みどろの生き様に感動すら覚えます。我ながら歪み切っていますね。

自分のような疑問を持つ人、他に鬱屈した何かを持つ人だけでなく、ゲームの「悪代官」のように悪役になって正義の味方を叩き潰して世界征服してみたいという方にもおすすめのジャンルです。


さて、そんな珠玉の作品をいくつか紹介しましょう。

『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』
http://ncode.syosetu.com/n8523ct/
魔王を倒した勇者は、仲間に世界に裏切られ何もかも奪われた。主人公のキレっぷりが最高で、回を進めるごとに狂気を増していく、凶悪なファンタジー作品。

『邪悪にして悪辣なる地下帝国物語』
http://ncode.syosetu.com/n1890bo/
書籍版とWeb版で別展開に枝分かれ。国を滅ぼされた王子と王女の兄妹が、ダンジョンを立ち上げ魔物の軍勢を育て、魔王のごとく世界を蹂躙していく。捕えた勇者や仇に対する仕打ちが何一つ救いを残さず徹底してカタルシス満点。

『勇者のふくろの復讐劇』
http://ncode.syosetu.com/n0083ct/1/
世界を救う勇者の召喚に巻き込まれた主人公。女神から「ふくろ」という荷物持ちの道具扱いで送り込まれ、虐げられ、利用するだけ利用する。そんな世界と女神に主人公は復讐を誓う。

『ウラミチノサキ』
http://ncode.syosetu.com/n8805q/
凄まじい虐めを受けた主人公が、引きこもりを装い次々とターゲットを暗殺していく、リアリティのある現代サスペンスもの。巧妙に証拠を残さず復讐を遂げていく主人公は最後にどこへ向かうのか?



お勧めはこんな感じです。自分自身鬱屈しているのか毒を吐きまくったというか、こんなのにのめり込んでいるんだよというカミングアウトでした。

BGM:Zygote/SynSUN
https://www.youtube.com/watch?v=7Q9xdzs-1eg
今回のテーマにふさわしい、「サイケデリックトランス+クラシックの融合」という非常に珍しい組み合わせにして、「悪魔過ぎる」名曲です。

ドーモ、シグマです。

最近ネタが無いというか平日はマジック出来ていません。
なので、定期的に自分のオススメのコンテンツを紹介などもして行きます。

文章を書く練習と思ってお付き合いいただけたらと思います。



最近ネット上で広がってきている変な日本語、お気付きでしょうか?

「ドーモ、○○=サン、××です」
「スリケン」
「アイエエエ!ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」
「実際安い」
「ニンジャ殺すべし 慈悲は無い」
「Wasshoi!」
「ショッギョ・ムッジョ」
「インガオホー。」

ネットコンテンツを見ていればこんな言葉を一度は目にしたはず!
というか自分自身ブログでも所々使っています。
いったいどこから出てきたのか・・・

それがニンジャスレイヤーだ。



◆ニンジャスレイヤーとは!?


 IRCネットワークが世界を網羅し、サイバネティックス技術が普遍化した近未来。
 鎖国体制下にある日本は、影から暗黒メガコーポと称される巨大企業によって操られ、
 首都である巨大人工島ネオサイタマの治安は悪化、
 そして時を越えて蘇った半神的存在ニンジャ達が暗躍を繰り返し、
 まさに古事 記に予言されたマッポーの世を迎えていた。

 平凡なサラリマンであったフジキド・ケンジは、
 ニンジャ同士の抗争に巻き込 まれて妻子を殺されてしまう。
 しかし瀕死の重傷を負った彼に、
 全てのニンジャへの憎悪を燃やすナラク・ニ ンジャのソウルが憑依。
 フジキドは赤黒い装束を纏い、「忍」「殺」の二文字と共に復活する。

 ニンジャを殺すもの、ニンジャスレイヤーとして。

 (Wikipediaから)


このいくらか分かりやすく書き直されたあらすじを見ただけでも、
何ともいえない怪しい日本語の数々が目に付くでしょう。

ニンジャスレイヤーは、元々は外国人が書いた小説です。
ジャンルは「サイバーパンク小説」と呼ばれるが管理人は詳しくない。

ブラッドレー・ボンド氏、フィリップ・ニンジャ・モーゼズ氏という
二人のアメリカ人が書いた小説に衝撃を受けた日本人の「翻訳チーム」が権利を取得。

そしてTwitterを使用してリアルタイムで翻訳しているという代物。

https://twitter.com/NJSLYR

上記のリンクをちょっとのぞくだけでも、まず異様な文章が目に付くでしょう。

「外国人のイメージする勘違い日本」とSFが融合した謎の世界観、
まるでナレーションのように感情を込めて解説する妙にハイテンションな地の文。

外国人が話すようなカタカナ日本語や英文独自の表現を無理やり再現する翻訳によって、
日本語と英語が入り乱れ、「忍殺語」と呼ばれるハチャメチャな表現が話題になっています。


◆ニンジャスレイヤーの面白さ


ニンジャスレイヤーは、妻子を殺されたフジキド=ケンジの復讐劇がメイン。
そしてそのストーリーは膨大な数の短編エピソードで成り立っている。

それらのエピソードで描かれる日本は、まさに夢も希望も無い「マッポー(末法)の世」である。
世界から閉ざされた日本を支配するのは政府より力を持った暗黒メガコーポ、
そしてそれを背後から操る邪悪なニンジャ組織だ。

弱く貧しい人々はまさに奴隷か消耗品のように使い捨てられる。
「研修」によって自我を奪われ「カロウシ」するまで働かされ、
不特定多数が大量虐殺されることも「チャメシ・インシデント(日常茶飯事)」である。

ニンジャスレイヤーの物語の多くは、その陰惨で絶望的な日本で生活する一般人の目線から語られている。
漫画で言えば「ゴルゴ13」あたりが近い構成ですね。


 男の頬は痩せこけ、瞳はかつての輝きを失っている。
 天然マグロの目のように淀んでいる。
 墨絵師として身を立てるという彼の夢は、大方ついえたところだ。
 彼は業界最大手のサカイエサン・トーフ工場で働きながら
 墨絵の研鑽を続けていたが、
 トーフプレス機で右手を失ってから、すべてが狂ってしまった。

 会社の保障で右手をサイバー義手に替えられる、
 と事務の女が手続きを取ったところまでは、まだ救いがあった。
 サイバー義手で幽玄を描く墨絵師、として売り出せる目が残っているからだ。
 しかし、この男……シガキ・サイゼンに与えられたのは、
 四世代前の戦闘用サイバー義手「テッコ」だったのである。
 
 (第一部「レイジ・アゲンスト・トーフ」より)


こんな感じで一人の人間を狂言回しを兼ねて丁寧に描くことが多いのも特徴だ。
異様な言葉遣いで描かれる彼らの姿は生々しくリアリティがあり、
現実の日本と少なからずリンクしているように感じられます。

それもそのはず、原作者さんがインタビューで
「これは実際の日本で起こっていることで、アメリカでも対岸の火事ではない」
と語っているように、日本社会を醜い部分まで鋭く描き、
現実社会への警鐘としているからです。

だからこそ、マッポーの日本で必死にもがきながら生きる人々、
弱い人々を踏みにじる邪悪なニンジャ、
そのニンジャに家族を殺されたフジキド・ケンジの復讐、
こういった物語

ニンジャスレイヤーは現実世界であらゆる苦しみや生き辛さの中でもがく、
俺達の物語でもある。


◆ニンジャスレイヤーを読もう!


ニンジャスレイヤーは連載自体はTwitterでリアルタイム翻訳という形ですが、
一つ一つのエピソードが時系列をあえてバラバラに公開され、
読者が自分で時系列を整理して組み立てていく構成にしています。
これは原作が複数の雑誌で同時並行で連載されていたためだとか。

それまで公開されたものはWikiなどでまとめられていますが、
さらに、それ以外にも漫画版、書籍版が始まっています。

よくある紹介記事では読みやすいエピソードを紹介するのが決まりですが、
それでも順不同だと慣れないうちはかなり分かり辛かったです。

自分のオススメとしては、まずWikiの第一部まとめを上から順に読んでみるのが、
時系列も綺麗で一番分かりやすいんじゃないかと思います。

http://www10.atwiki.jp/njslyr/pages/18.html



ゲームもしたいが、たまには本を読むのもいいですよ皆さん!

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