【考察】「イマーラ・タンドリス」と「復活の声」、どうしてこうなった?
2013年10月8日 TCG全般 コメント (5)
イマーラ・タンドリス。
『ラヴニカへの回帰』ブロック全体のヒロインでありながら、
そのあまりにも斜め上なスペックに度肝を抜かれた人も多いでしょう。
同時に登場した《復活の声》を、「こっちがイマーラじゃないの?」
と思った人も多いはず。実際何回かそういう声も聞いています。
さらには「ふとましい」とか「重い」とか散々な言われようで、
海外でも二次創作のマンガ等ではネタキャラ&残念な子扱いされている模様。
↓右下「みんな私の事をデブで間抜けで役立たずだと思ってるのよ!」と嘆くイマーラ、それを口説くチャラいジェイスだが話が予想以上に進展してしまう。
http://polishtamales.tumblr.com/post/48782604584
↓「アタシは尻デカなんかじゃないわよ!!」
http://www.5colorcontrol.com/noshyfts/?p=838
・・・どうしてこうなった?
個人的に好きなキャラでもあるのでなんとか彼女を擁護し、
少なくとも彼女がカードとして妥当である事を語らせていただきたい。
Wikiによると、実際イマーラは神話レアでトークンを扱うカードだった。
それが開発段階で、コンセプトが《復活の声》と差し替えられたそうです。
実際レアリティは、元々迷路走者を神話レアのサイクルとしたかったが、
各ギルド1枚が限界の神話枠のうち、イゼット枠が《ラル・ザレック》で確定していた。
そのためレアリティを下げられてレアのサイクルとなったようです。
だがしかし、なぜ彼女はトークンを守るだけで生み出せないのか?
『ラヴニカへの回帰』で、イマーラはトロスターニの教えで自然のエレメンタルを召喚する魔法を授かります。
これは早い段階からWikiにもそう書かれており、トークンを作るイメージはある程度固まっていたと思います。
それがなぜ《復活の声》と差し替えられたか?
答えは単純。
(※以下ネタバレ注意)
・
・
・
イマーラは『ドラゴンの迷路』時点でエレメンタルを召喚出来ません。
というのも、『ギルド門侵犯』でラクドスとの戦争にただ一人反対したため、
イマーラは反逆者扱いされます。
そして自分が召喚したエレメンタルの制御権をトロスターニに奪われ、
『ドラゴンの迷路』の段階では召喚魔法そのものを完全に剥奪されており、
その後エレメンタルを呼び出す描写はありませんでした。
おそらくこの矛盾があったために能力が差し替えられ、あの《復活の声》が生み出されるに至ったと思われます。
ちなみにあのパワー5、タフネス7という驚異的な戦闘力。
これは、本物です。
彼女はエレメンタルを失った後も、
・武器を持った兵士に囲まれたけど、あっさり4人倒して脱出
・下級のデーモン複数を植物の魔法で拘束
・単独でイクサヴァを倒す
こういう描写が実際あるのです。どう考えてもジェイスより強い。
少なくとも1/1や2/2程度では相手にもならない女傑なのです。
そんな彼女ですが、小説の中ではジェイスにとって僅かな友人で、
彼女を通じてプレインズウォーカーのジェイスが他者との関りや自分のあり方に悩む、というのが実は小説のメインテーマでもあります。
(そのせいでギルドを食ってるとか言っちゃいけない)
結構ちゃんとヒロインしているので、ヴァロルズ以外は構築でまともに使われていない迷路走者たちの事もたまには思い出してあげてください^^;
では、オタッシャデー!
『ラヴニカへの回帰』ブロック全体のヒロインでありながら、
そのあまりにも斜め上なスペックに度肝を抜かれた人も多いでしょう。
同時に登場した《復活の声》を、「こっちがイマーラじゃないの?」
と思った人も多いはず。実際何回かそういう声も聞いています。
さらには「ふとましい」とか「重い」とか散々な言われようで、
海外でも二次創作のマンガ等ではネタキャラ&残念な子扱いされている模様。
↓右下「みんな私の事をデブで間抜けで役立たずだと思ってるのよ!」と嘆くイマーラ、それを口説くチャラいジェイスだが話が予想以上に進展してしまう。
http://polishtamales.tumblr.com/post/48782604584
↓「アタシは尻デカなんかじゃないわよ!!」
http://www.5colorcontrol.com/noshyfts/?p=838
・・・どうしてこうなった?
個人的に好きなキャラでもあるのでなんとか彼女を擁護し、
少なくとも彼女がカードとして妥当である事を語らせていただきたい。
Wikiによると、実際イマーラは神話レアでトークンを扱うカードだった。
それが開発段階で、コンセプトが《復活の声》と差し替えられたそうです。
実際レアリティは、元々迷路走者を神話レアのサイクルとしたかったが、
各ギルド1枚が限界の神話枠のうち、イゼット枠が《ラル・ザレック》で確定していた。
そのためレアリティを下げられてレアのサイクルとなったようです。
だがしかし、なぜ彼女はトークンを守るだけで生み出せないのか?
『ラヴニカへの回帰』で、イマーラはトロスターニの教えで自然のエレメンタルを召喚する魔法を授かります。
これは早い段階からWikiにもそう書かれており、トークンを作るイメージはある程度固まっていたと思います。
それがなぜ《復活の声》と差し替えられたか?
答えは単純。
(※以下ネタバレ注意)
・
・
・
イマーラは『ドラゴンの迷路』時点でエレメンタルを召喚出来ません。
というのも、『ギルド門侵犯』でラクドスとの戦争にただ一人反対したため、
イマーラは反逆者扱いされます。
そして自分が召喚したエレメンタルの制御権をトロスターニに奪われ、
『ドラゴンの迷路』の段階では召喚魔法そのものを完全に剥奪されており、
その後エレメンタルを呼び出す描写はありませんでした。
おそらくこの矛盾があったために能力が差し替えられ、あの《復活の声》が生み出されるに至ったと思われます。
ちなみにあのパワー5、タフネス7という驚異的な戦闘力。
これは、本物です。
彼女はエレメンタルを失った後も、
・武器を持った兵士に囲まれたけど、あっさり4人倒して脱出
・下級のデーモン複数を植物の魔法で拘束
・単独でイクサヴァを倒す
こういう描写が実際あるのです。どう考えてもジェイスより強い。
少なくとも1/1や2/2程度では相手にもならない女傑なのです。
そんな彼女ですが、小説の中ではジェイスにとって僅かな友人で、
彼女を通じてプレインズウォーカーのジェイスが他者との関りや自分のあり方に悩む、というのが実は小説のメインテーマでもあります。
(そのせいでギルドを食ってるとか言っちゃいけない)
結構ちゃんとヒロインしているので、ヴァロルズ以外は構築でまともに使われていない迷路走者たちの事もたまには思い出してあげてください^^;
では、オタッシャデー!
コメント
>あの《復活の声》が生み出されるに至ったと思われます。
おお、なるほど。ストーリー面から見ても筋が通ってて、ナイスな考察ですね。
>↓右下「みんな私の事をデブで間抜けで役立たずだと思ってるのよ!
こういうネタは国境を超えて分かりあえるものなのですね(笑)
この記事と関係ない話題で申し訳ないのですが、上記の漫画の末尾に書かれていた「In memory of Quinton Hoover」で、初めて彼がお亡くなりなっていたことを知りました。このリンクを辿らなければ知ることがなかったかも、と思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。
結局どこが迷路走破とか戦争どうなったとか記載が少なくて。
イマーラはそんなことになってたのですね~。
ジェイスがチャラかったり性格悪い勝ち組キャラにされてるのも万国共通みたいですねwww(もちろん神ジェイスのせい)
ストーリーをちゃんと読めば、彼がスパイダーマンの中の人を髣髴とさせる心優しい悩める青年だと分かるのですが。
Quinton Hooverはコメントを見るまで全く知らなかったのでググりました。亡くなるにはえらい若さですね・・・
>中の人さん
今はWikiのジェイス・ベレレンのページや、マナバーン2014の中にもストーリーがまとめられてますので、気になるなら読んでみるといいですよ~
あるいはこのブログを遡ってもいいですが^^;
特に最後は、大切な人の精神を切り刻んでしまうというなかなか辛い終わり方でしたね・・・しかし、それが余韻にもなります。