【禁止改定】ファッ!?【翻訳してみた】
2016年1月16日 MTG翻訳 コメント (2)アナウンスを見てリアルにタイトルのような声を出しました。
日付が18日付になってるのですが、まだ16日・・・2日もずれてるってなんででしょう?
日本語訳も無いし、公式のアップロードミス?
モダン
《花盛りの夏》 禁止
《欠片の双子》 禁止
Pauper
《フェアリーの大群》 禁止
WotC社は構築トーナメントの結果を解析しています。フォーマットのバランスが損なわれたり、相互作用的でなくなっていればその原因を探る。
今回は以下の変更を加えることにしました:
モダン
我々は競技の場で成立して4ターンより早く勝てるデッキを監視している。Amulet Bloomはその基準に到達するパフォーマンスを発揮してしまった。
昨年、Justin Cohenはプロツアー「運命再編」で2位、Benjamin Millerはトップ8に到達。
Starcity Games.com Cincinnaty Openでも1000人の参加者からBobby Fortainlyが優勝し、Bill Comminosはトップ8となった。
このデッキはしばしば4ターンより早く勝ってしまう。《精力の護符》、《花盛りの夏》、そして《シミックの成長室》のようなバウンスランド、《宝石鉱山》のようなもう1枚の土地で、このデッキは2ターン目にして7マナを生み出すのです。
《原始のタイタン》か《集団意識》+《召喚士の契約》でゲームは終わってしまう。これらの理由から、3ターン目に《集団意識》が出るデッキは3ターンキルが可能なデッキとして扱われます。
このような瞬殺が起こる頻度を落とすためにどのカードを禁止にするか検討した。このデッキが2ターン目に7マナを実現することで、多くのカードがゲームエンドに結びつく。
そのため我々は爆発的なマナ加速をもたらすカードに焦点を向け、《花盛りの夏》と《精力の護符》に絞られた。
どちらかは生き残るので、片方が禁止されることでどのような可能性が残るかを検討。
《精力の護符》を禁止すれば《花盛りの夏》によるランプデッキが残ります。
《花盛りの夏》を禁止すれば《精力の護符》とタップインランドの組み合わせが許可されます。
現時点ではこれらによって競技レベルのデッキが構築されるか不明だが、《精力の護符》は独特な性能を持ち、今後もタップインする土地が増えることからポテンシャルがあります。
《花盛りの夏》が無くても《迷える探究者、梓》が代替できるため、デッキは残るがそうそう3ターンキルは出来なくなる。
これらの理由からモダンから《花盛りの夏》は禁止になります。
また、フォーマットの多様性を損なっているほど競技の場を占めるデッキも監視対象となります。
Antonio Del Moralがプロツアー「運命再編」で《欠片の双子》を使って優勝、Jelger Wiegersmaが3位。
4回行われたモダンのプロツアーのうち2回は《欠片の双子》が優勝しました。
欠片の双子は最新6回分モダングランプリでトップ8に入賞。
最も新しいグランプリ・ピッツバーグでは優勝したAlex Bianchiを含む3人がベスト8入りしました。
これだけ強力なデッキになると、不利なデッキをトーナメントから締め出してしまいます。
それだけでなく、似た様なデッキから置き換わる事でトーナメントの多様性を殺すのです。
例えばShaun McLarenはプロツアー「神々の軍勢」でこのジェスカイ・コントロールデッキ(参照1)を使って優勝しました。
Alex Bianchiは最新のモダングランプリで似たデッキ(参照2)を使い優勝した際、《欠片の双子》を組み込んでます。
同様に、かつてはティムール・テンポがトーナメントでプレイされていましたが、今はティムール「双子」に取って代わられています。
《欠片の双子》が失われたらどうなるかを検証しました。ジェスカイやティムールなら似たデッキを組むことが出来ます。
あるいは、代わりにキキジキを使うこともできます。
競技の多様性を維持するために《欠片の双子》を禁止します。
Pauper
このフォーマットは色のバランスがひどいことになっています。
土地以外の最も多く使われている 上位10枚のカードのうち9枚が青です。(ちなみに10枚目は《稲妻》)
エスパー・ファミリアは《陽景学院の使い魔》《夜景学院の使い魔》は青いスペルのコストを軽減し、そこには《フェアリーの大群》《断絶》のような「フリースペル」も含まれます。
バウンスランドと組み合わせることで、「フリースペル」は莫大なマナを生み出すのです。
以下、よくある勝ちパターンです。
《フェアリーの大群》と《記憶の壁》を対象に《幽霊のゆらめき》を唱え、マナを増やしつつ《幽霊のゆらめき》を回収。
十分なマナが確保出来たら《フェアリーの大群》の代わりに《海門の神官》と《記憶の壁》を《幽霊のゆらめき》の対象に取り、《賢者街の住人》が見つかるまでカードを引き続けます。
そこから、(訳注:《幽霊のゆらめき》が《記憶の壁》と《賢者街の住人》を対象に取り続けて)対戦相手のライブラリーを破壊します。
豊富なドロー手段の差によって、青いデッキ以外がこのデッキに勝つことは極めて困難です。
そのため青が極端に使われるバランスの悪いメタになっています。《フェアリーの大群》はデッキの中で最も問題を孕むカードです。
色の多様性のために《フェアリーの大群》は禁止します。
参照1
参照2
ここまで。だいたい95%は省略せずに訳しました。
まあすぐにちゃんとした公式訳が来るでしょう。
《花盛りの夏》は最初何これ!?と思いましたが自分が紙のMTGから離れてから出てきたAmulet Bloomのキーカードらしい。
簡単に3キル出来るモダン伝統のラインに引っかかっています。
それより《欠片の双子》が予想外過ぎて驚愕。
単にデッキパワーが支配的というだけでなく、幅広いデッキに組み込みやすいことで環境の多様性を損なっているとのこと。
ジェスカイコントロールやティムールテンポに欠片システムを入れたデッキが定着している現状。
それにメスを入れるという事らしい。
もう長く長く親しまれているであろう存在で、自分もモダンをやってた時にちょっとかじっただけに無念。
極端な話、青ければどんなデッキにも《精神を刻むもの、ジェイス》や《時を超えた探索》or《宝船の巡航》はまず入るから禁止になりました。
白が入ったデッキなら間違いなく《石鍛冶の神秘家》+《殴打頭蓋》と剣が1~2本入ります。
同じように青赤を含むデッキなら確実に《欠片の双子》+《詐欺師の総督》を入れたほうが安定して強いから、とりあえず入れる。
記事の中では優勝したデッキしか例示していません。
しかしPauperのほうの記述を見る限り、入賞者以外でも統計的に使われているカードやデッキ構成の比率を調べるぐらい朝飯前なはず。
その上で環境が、少なくとも該当色が《欠片の双子》で埋め尽くされてるんだろうなぁ~と冷静になって考えたら納得。
Pauperの《フェアリーの大群》はエスパーファミリアが問題視。
青くないデッキ以外では勝ち目が薄く、結果土地以外でプレイされているカードの上位10枚中9枚が青とか。ちなみに10枚目は《稲妻》。
CoJ風に言うとカードランキング・ベスト10の内9枚が同じ色ということか。
言われてみれば恐ろしい数字です。5-0以外の見えないところでここまで異常な事になっているとは。
カードが作用して相手を殺すコンボデッキはたとえ負けても見てて面白いので、ファミリアはあまり気にならなかったんですけどね。
むしろ《尖塔のゴーレム》とか《深き刻の忍者》あたりが禁止になって欲しかった。
コンボパーツの中で何故《フェアリーの大群》が最も問題があると判断されたのか言及されていませんが、結果として青単Delverのほうが隆盛しちゃっているのでついでに弱らせるために《フェアリーの大群》が選ばれたと思う。
自分としてはファミリアより青単のほうが理不尽感ありすぎて嫌でしたのでまあ良し。
とりあえず「コンボデッキ」という枠がPauperが消えたので、それらに弱いデッキが伸びるのか。
青単Delverが相変わらず活躍するのか。
今後のメタの予想と構築が楽しみですが、自分は少なくともPauperはそこまで変わらないんじゃと思います。
青単が相変わらず頭一つ抜けて、次にバーン、そこに各種キティやウルザトロン、黒単青黒あたりのロングゲームに強いデッキがバラバラ続くと予想。
こればかりは蓋を開けてみないと分かりませんが、自分は黒単をメインにまったり続けます。
日付が18日付になってるのですが、まだ16日・・・2日もずれてるってなんででしょう?
日本語訳も無いし、公式のアップロードミス?
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/january-18-2016-banned-and-restricted-announcement-2016-01-18
モダン
《花盛りの夏》 禁止
《欠片の双子》 禁止
Pauper
《フェアリーの大群》 禁止
WotC社は構築トーナメントの結果を解析しています。フォーマットのバランスが損なわれたり、相互作用的でなくなっていればその原因を探る。
今回は以下の変更を加えることにしました:
モダン
我々は競技の場で成立して4ターンより早く勝てるデッキを監視している。Amulet Bloomはその基準に到達するパフォーマンスを発揮してしまった。
昨年、Justin Cohenはプロツアー「運命再編」で2位、Benjamin Millerはトップ8に到達。
Starcity Games.com Cincinnaty Openでも1000人の参加者からBobby Fortainlyが優勝し、Bill Comminosはトップ8となった。
このデッキはしばしば4ターンより早く勝ってしまう。《精力の護符》、《花盛りの夏》、そして《シミックの成長室》のようなバウンスランド、《宝石鉱山》のようなもう1枚の土地で、このデッキは2ターン目にして7マナを生み出すのです。
《原始のタイタン》か《集団意識》+《召喚士の契約》でゲームは終わってしまう。これらの理由から、3ターン目に《集団意識》が出るデッキは3ターンキルが可能なデッキとして扱われます。
このような瞬殺が起こる頻度を落とすためにどのカードを禁止にするか検討した。このデッキが2ターン目に7マナを実現することで、多くのカードがゲームエンドに結びつく。
そのため我々は爆発的なマナ加速をもたらすカードに焦点を向け、《花盛りの夏》と《精力の護符》に絞られた。
どちらかは生き残るので、片方が禁止されることでどのような可能性が残るかを検討。
《精力の護符》を禁止すれば《花盛りの夏》によるランプデッキが残ります。
《花盛りの夏》を禁止すれば《精力の護符》とタップインランドの組み合わせが許可されます。
現時点ではこれらによって競技レベルのデッキが構築されるか不明だが、《精力の護符》は独特な性能を持ち、今後もタップインする土地が増えることからポテンシャルがあります。
《花盛りの夏》が無くても《迷える探究者、梓》が代替できるため、デッキは残るがそうそう3ターンキルは出来なくなる。
これらの理由からモダンから《花盛りの夏》は禁止になります。
また、フォーマットの多様性を損なっているほど競技の場を占めるデッキも監視対象となります。
Antonio Del Moralがプロツアー「運命再編」で《欠片の双子》を使って優勝、Jelger Wiegersmaが3位。
4回行われたモダンのプロツアーのうち2回は《欠片の双子》が優勝しました。
欠片の双子は最新6回分モダングランプリでトップ8に入賞。
最も新しいグランプリ・ピッツバーグでは優勝したAlex Bianchiを含む3人がベスト8入りしました。
これだけ強力なデッキになると、不利なデッキをトーナメントから締め出してしまいます。
それだけでなく、似た様なデッキから置き換わる事でトーナメントの多様性を殺すのです。
例えばShaun McLarenはプロツアー「神々の軍勢」でこのジェスカイ・コントロールデッキ(参照1)を使って優勝しました。
Alex Bianchiは最新のモダングランプリで似たデッキ(参照2)を使い優勝した際、《欠片の双子》を組み込んでます。
同様に、かつてはティムール・テンポがトーナメントでプレイされていましたが、今はティムール「双子」に取って代わられています。
《欠片の双子》が失われたらどうなるかを検証しました。ジェスカイやティムールなら似たデッキを組むことが出来ます。
あるいは、代わりにキキジキを使うこともできます。
競技の多様性を維持するために《欠片の双子》を禁止します。
Pauper
このフォーマットは色のバランスがひどいことになっています。
土地以外の最も多く使われている 上位10枚のカードのうち9枚が青です。(ちなみに10枚目は《稲妻》)
エスパー・ファミリアは《陽景学院の使い魔》《夜景学院の使い魔》は青いスペルのコストを軽減し、そこには《フェアリーの大群》《断絶》のような「フリースペル」も含まれます。
バウンスランドと組み合わせることで、「フリースペル」は莫大なマナを生み出すのです。
以下、よくある勝ちパターンです。
《フェアリーの大群》と《記憶の壁》を対象に《幽霊のゆらめき》を唱え、マナを増やしつつ《幽霊のゆらめき》を回収。
十分なマナが確保出来たら《フェアリーの大群》の代わりに《海門の神官》と《記憶の壁》を《幽霊のゆらめき》の対象に取り、《賢者街の住人》が見つかるまでカードを引き続けます。
そこから、(訳注:《幽霊のゆらめき》が《記憶の壁》と《賢者街の住人》を対象に取り続けて)対戦相手のライブラリーを破壊します。
豊富なドロー手段の差によって、青いデッキ以外がこのデッキに勝つことは極めて困難です。
そのため青が極端に使われるバランスの悪いメタになっています。《フェアリーの大群》はデッキの中で最も問題を孕むカードです。
色の多様性のために《フェアリーの大群》は禁止します。
参照1
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/event-coverage/top-8-decks-2014-02-22
参照2
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gppit15/top-8-decklists-2015-11-22
ここまで。だいたい95%は省略せずに訳しました。
まあすぐにちゃんとした公式訳が来るでしょう。
《花盛りの夏》は最初何これ!?と思いましたが自分が紙のMTGから離れてから出てきたAmulet Bloomのキーカードらしい。
簡単に3キル出来るモダン伝統のラインに引っかかっています。
それより《欠片の双子》が予想外過ぎて驚愕。
単にデッキパワーが支配的というだけでなく、幅広いデッキに組み込みやすいことで環境の多様性を損なっているとのこと。
ジェスカイコントロールやティムールテンポに欠片システムを入れたデッキが定着している現状。
それにメスを入れるという事らしい。
もう長く長く親しまれているであろう存在で、自分もモダンをやってた時にちょっとかじっただけに無念。
極端な話、青ければどんなデッキにも《精神を刻むもの、ジェイス》や《時を超えた探索》or《宝船の巡航》はまず入るから禁止になりました。
白が入ったデッキなら間違いなく《石鍛冶の神秘家》+《殴打頭蓋》と剣が1~2本入ります。
同じように青赤を含むデッキなら確実に《欠片の双子》+《詐欺師の総督》を入れたほうが安定して強いから、とりあえず入れる。
記事の中では優勝したデッキしか例示していません。
しかしPauperのほうの記述を見る限り、入賞者以外でも統計的に使われているカードやデッキ構成の比率を調べるぐらい朝飯前なはず。
その上で環境が、少なくとも該当色が《欠片の双子》で埋め尽くされてるんだろうなぁ~と冷静になって考えたら納得。
Pauperの《フェアリーの大群》はエスパーファミリアが問題視。
青くないデッキ以外では勝ち目が薄く、結果土地以外でプレイされているカードの上位10枚中9枚が青とか。ちなみに10枚目は《稲妻》。
CoJ風に言うとカードランキング・ベスト10の内9枚が同じ色ということか。
言われてみれば恐ろしい数字です。5-0以外の見えないところでここまで異常な事になっているとは。
カードが作用して相手を殺すコンボデッキはたとえ負けても見てて面白いので、ファミリアはあまり気にならなかったんですけどね。
むしろ《尖塔のゴーレム》とか《深き刻の忍者》あたりが禁止になって欲しかった。
コンボパーツの中で何故《フェアリーの大群》が最も問題があると判断されたのか言及されていませんが、結果として青単Delverのほうが隆盛しちゃっているのでついでに弱らせるために《フェアリーの大群》が選ばれたと思う。
自分としてはファミリアより青単のほうが理不尽感ありすぎて嫌でしたのでまあ良し。
とりあえず「コンボデッキ」という枠がPauperが消えたので、それらに弱いデッキが伸びるのか。
青単Delverが相変わらず活躍するのか。
今後のメタの予想と構築が楽しみですが、自分は少なくともPauperはそこまで変わらないんじゃと思います。
青単が相変わらず頭一つ抜けて、次にバーン、そこに各種キティやウルザトロン、黒単青黒あたりのロングゲームに強いデッキがバラバラ続くと予想。
こればかりは蓋を開けてみないと分かりませんが、自分は黒単をメインにまったり続けます。
コメント
言ってることは、わからなくないけどモダマス2で双子揃えた人は悶絶ですね。
すぐ正式な訳が出るからあまり意味ないですけど(苦笑)
これからモダンにトップメタ級のデッキで参入するのが怖いですね。
次はエルドラージの隆盛でウルザトロンあたりが怪しくなると思います。
(以下補足)
太字部分を修正。
似た様なデッキ「に」→似た様な出来「から」
根本的に意味が変わるミスなので修正しました。ブランクは重い。