『月姫』各ルート、ネタバレになってるか微妙な感想とか
2018年8月16日 ゲームプレミアなのはまだしも元がWindows95や98ベースのソフトという事で起動させるかも怪しかったので、結局Youtubeでプレイ動画を観る事に。(但しアルクェイドルートだけ話分かってるので飛ばし)
大昔の同人ゲームだからか絵は粗く、BGMもやたら少ない。しかし文章と絵と音の配置だけで引っ張られるし、Fate/Stay nightの時みたいな「主人公との一体感・感情移入」も確かにある。
具体的に言えば、例えば作中で遠野志貴がヒロインの事を好きになったら、見ている自分(プレイヤー)もその娘が好きになるような錯覚。
世界何十億人の萌えアニメファンとかこういうコンテンツにどっぷり漬かってる人は、こういう所にハマったのかもしれない。ノベルゲームというジャンルの凄みを改めて感じました。
特にこのゲームの凄いところは、各ヒロインとくっつくルートごとにストーリー展開が全部違う構成、それを5人分もやってのける点。同じストーリーでエンディングだけ違うとか、別の人物の視点から一つの結末を描くのではなく、完全に枝分かれして繰り返しプレイしても飽きないようになっている。(但し推奨プレイ順番は決まっていて、徐々に真相が明らかになっていくように作られている。これはFateと同じ。)
ここまで枝分かれしたストーリーを前提とした作品はFate以外で他に見たこと無いのだが、エロゲー界はこれが普通なのだろうか・・・?
・シエルルート
終盤の選択肢によっては、まさかのラスボスその1。ただしこのルート全体を通じた真の敵は他ならぬ志貴自身と思った。
ヒロインが教会の代行者という立場からか、おなじみの冒頭で志貴がアルクェイドを殺した後、自分自身が犯した罪に深く向き合っていく序盤。そしてロアを倒した後の絶望的な状況は見ててハラハラする事間違いなし。
志貴の中に眠る殺人鬼、自分が崩れて壊れていく感覚と向き合っていく恐怖に震え。
自分の死を受け入れ、最後に想いを伝えた志貴の前で泣き崩れるシエル先輩には見てるこっちも涙が出ます。
・秋葉ルート
このルートで一番の衝撃は、アルクェイド・シエル先輩・ネロ教授の出番が綺麗限りなくゼロに近いレベルで無くなってる事。
ここからは戦う敵も使徒ロアではなく、吸血鬼に落ちてしまった弓塚さつき、逆にロアの人格に勝った転生先の遠野四季、そして遠野家の過去そのものという別世界に。
最初の弓塚さつき戦も含めて一番バトル描写が濃い、そして主人公の志貴が一番漢に見えるルート。ラストバトル前に「秋葉は俺の女だ」と言ってのける。そこにシビれるあこがれるゥ!そしてエンディングによっては、破綻を知りつつも秋葉を支え続け、別のエンディングでは全ルートで唯一・・・
なおヒロインとして見た場合、どうしても秋葉は印象が薄い、というか自分はツンデレ属性に苦手意識がある。あれだけ義兄のために頑張ってきた良い子なのに。内面がデレてても、秋葉や遠坂みたいな女性は現実に側にいたらしんどいと思う。
・翡翠ルート
他のルートではあまり触れられないメイド姉妹の過去と共に、遠野家の最も深い闇が明らかに。
このルートでは志貴が一番悲惨な事になる。自分の中にに眠る殺人鬼の影響を受け、寝ていても起きていても自分を保てず、体も寝たきりになったりならなかったり、その自分を殺すという秋葉と琥珀の会話を盗み聞きしてからは誰も信じられなくなり、部屋に鍵をかけて閉じこもる・・・そんな描写がかなり長く続く。
ここの恐ろしさと、そこから翡翠の必死の訴えで過去を取り戻し、扉を開けた時のシーンは、たとえ他のルートで「だいたい四季のせい」と分かっていても涙が流れ・・・。
それもこれも全部最後の、琥珀さんの真相の衝撃でいろんなものがひっくり返って喰われるわけですが。メルブラや派生作品では明るくハジけてるイメージしかない琥珀の認識がガラリと変わります。あまりにも悲惨な真実と現状を知って絶句。ここをしっかり見届けないと、『月姫』を分かった事には絶対ならない。
・琥珀ルート
その琥珀さんの救いを描く最後のルート。
体験版で人気があったから急遽追加されたとか。そのためか唯一ノーマルエンド・トゥルーエンドの分岐が無い。あと、志貴歓迎会をしっかり描写したり突如殺人鬼同士の妙に気の合う哲学的な会話が展開されたりと、意外なところで描写が深い。
まさかのラスボスその2。「志貴が誰と恋に落ちるか」「誰と誰が先に戦うか」というちょっとしたボタンの掛け違いから、大切な人が最後の敵として立ちはだかる。
エンディングで見せてくれる琥珀さんの笑顔は、月姫のグランドフィナーレそのもの。大学時代の琥珀推しだった友人を思い出した。
・・・それぞれのルート、キャラごとに違う魅力がある型月のゲーム、みんなはどの女の子が推しかな?
大昔の同人ゲームだからか絵は粗く、BGMもやたら少ない。しかし文章と絵と音の配置だけで引っ張られるし、Fate/Stay nightの時みたいな「主人公との一体感・感情移入」も確かにある。
具体的に言えば、例えば作中で遠野志貴がヒロインの事を好きになったら、見ている自分(プレイヤー)もその娘が好きになるような錯覚。
世界何十億人の萌えアニメファンとかこういうコンテンツにどっぷり漬かってる人は、こういう所にハマったのかもしれない。ノベルゲームというジャンルの凄みを改めて感じました。
特にこのゲームの凄いところは、各ヒロインとくっつくルートごとにストーリー展開が全部違う構成、それを5人分もやってのける点。同じストーリーでエンディングだけ違うとか、別の人物の視点から一つの結末を描くのではなく、完全に枝分かれして繰り返しプレイしても飽きないようになっている。(但し推奨プレイ順番は決まっていて、徐々に真相が明らかになっていくように作られている。これはFateと同じ。)
ここまで枝分かれしたストーリーを前提とした作品はFate以外で他に見たこと無いのだが、エロゲー界はこれが普通なのだろうか・・・?
・シエルルート
終盤の選択肢によっては、まさかのラスボスその1。ただしこのルート全体を通じた真の敵は他ならぬ志貴自身と思った。
ヒロインが教会の代行者という立場からか、おなじみの冒頭で志貴がアルクェイドを殺した後、自分自身が犯した罪に深く向き合っていく序盤。そしてロアを倒した後の絶望的な状況は見ててハラハラする事間違いなし。
志貴の中に眠る殺人鬼、自分が崩れて壊れていく感覚と向き合っていく恐怖に震え。
自分の死を受け入れ、最後に想いを伝えた志貴の前で泣き崩れるシエル先輩には見てるこっちも涙が出ます。
・秋葉ルート
このルートで一番の衝撃は、アルクェイド・シエル先輩・ネロ教授の出番が綺麗限りなくゼロに近いレベルで無くなってる事。
ここからは戦う敵も使徒ロアではなく、吸血鬼に落ちてしまった弓塚さつき、逆にロアの人格に勝った転生先の遠野四季、そして遠野家の過去そのものという別世界に。
最初の弓塚さつき戦も含めて一番バトル描写が濃い、そして主人公の志貴が一番漢に見えるルート。ラストバトル前に「秋葉は俺の女だ」と言ってのける。そこにシビれるあこがれるゥ!そしてエンディングによっては、破綻を知りつつも秋葉を支え続け、別のエンディングでは全ルートで唯一・・・
なおヒロインとして見た場合、どうしても秋葉は印象が薄い、というか自分はツンデレ属性に苦手意識がある。あれだけ義兄のために頑張ってきた良い子なのに。内面がデレてても、秋葉や遠坂みたいな女性は現実に側にいたらしんどいと思う。
・翡翠ルート
他のルートではあまり触れられないメイド姉妹の過去と共に、遠野家の最も深い闇が明らかに。
このルートでは志貴が一番悲惨な事になる。自分の中にに眠る殺人鬼の影響を受け、寝ていても起きていても自分を保てず、体も寝たきりになったりならなかったり、その自分を殺すという秋葉と琥珀の会話を盗み聞きしてからは誰も信じられなくなり、部屋に鍵をかけて閉じこもる・・・そんな描写がかなり長く続く。
ここの恐ろしさと、そこから翡翠の必死の訴えで過去を取り戻し、扉を開けた時のシーンは、たとえ他のルートで「だいたい四季のせい」と分かっていても涙が流れ・・・。
それもこれも全部最後の、琥珀さんの真相の衝撃でいろんなものがひっくり返って喰われるわけですが。メルブラや派生作品では明るくハジけてるイメージしかない琥珀の認識がガラリと変わります。あまりにも悲惨な真実と現状を知って絶句。ここをしっかり見届けないと、『月姫』を分かった事には絶対ならない。
・琥珀ルート
その琥珀さんの救いを描く最後のルート。
体験版で人気があったから急遽追加されたとか。そのためか唯一ノーマルエンド・トゥルーエンドの分岐が無い。あと、志貴歓迎会をしっかり描写したり突如殺人鬼同士の妙に気の合う哲学的な会話が展開されたりと、意外なところで描写が深い。
まさかのラスボスその2。「志貴が誰と恋に落ちるか」「誰と誰が先に戦うか」というちょっとしたボタンの掛け違いから、大切な人が最後の敵として立ちはだかる。
エンディングで見せてくれる琥珀さんの笑顔は、月姫のグランドフィナーレそのもの。大学時代の琥珀推しだった友人を思い出した。
・・・それぞれのルート、キャラごとに違う魅力がある型月のゲーム、みんなはどの女の子が推しかな?
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