このクソッタレな社会で『ジョーカー』が問うもの
2019年10月13日 MTG翻訳 コメント (5)色々と話題の問題作という事で観て来ました。
オープニングから不良に絡まれてフルボッコにされたり、「意志に反して笑ってしまう」という発作のせいで周囲の人間と馴染めなかったり、ガリガリの体にボロボロのアパートで、何とかピエロの仕事で食いつないでいる・・・
これでもかと主人公アーサーのどん底生活が続く。それでも支えるべき母親の存在、良い感じになった同じアパートのフロアの女性、コメディアンの夢に支えられて今の生活をギリギリ保っていた。
・・・そう、ギリギリだったのだ。不幸に次ぐ不幸がアーサーを襲い、支えになっていたものを次々と失っていき、失えば失う程狂気に呑み込まれていく。観ていられないほどの鬱展開がこれでもかと叩き付けられる。
そしてついにアーサーは、偶然や不幸ではなく自らの意思で「ジョーカー」として凶行に及ぶ。その時の彼の悲痛な叫びは、あまりにもリアルすぎた。
誰も弱者のことなど気にもかけない。もう失うものなんて何もない。そんな奴を笑いものにしてバカにすればどうなるか、思い知れ・・・!
これを観て、
「こんなの、ただの負け犬の遠吠えじゃないか」
「辛くたって真面目に生活してる人がいるだろう」
「殺すくらいなら一人で自殺でもしてろ」
・・・そう考えられる人は最高に幸福だ。
しかし現実は、ギリギリの生活を続けている貧困層が増えている。そんな人たちを追い詰めるだけ追い詰めて富める者はますます富む、そんな社会に疲れ切ったどころか家族を抱えたままホームレスにまでなる人が確かにいて、「自己責任だ」と無視されている。
映画の中ではゴミ業者のストライキに始まり、「金持ちを殺せ」と叫ぶ富裕層への反対デモ、そして「街が燃えています」と報道されるほどの暴動へと、人々の怒りがジョーカーの動きと連動して激化する。
お行儀よく真面目に生きていても踏みつけられるだけで救われる事は無い、だったら暴れろ!こんな世の中ぶっ壊せ!俺たちがどれだけ怒っているか金持ち共に教えてやれ!
こういうメッセージを感じる人は少なからずいるだろうが、甘い。そんな動きは日本でも欧米でもとっくの昔に始まっている。
差別主義者、ファシズムと批判される安倍自民党やトランプ大統領が選ばれ、そうでない若者も自称社会主義者(あの米国で!)バーニー・サンダースのような民主党内のさらに左翼を支持する。
(アメリカの若者に広がる ソーシャリズム なぜいま社会主義?)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191011/k10012121891000.html
社会に追い詰められ失うものも無くなった「無敵の人」と言われる人が、通り魔のような悲惨な事件を起こす。まさにこのジョーカーそのもの。
(無敵の人とは)
https://dic.nicovideo.jp/a/無敵の人
イギリスは国民投票の結果でヨーロッパから離脱し、フランスでは右翼と左翼が力を合わせてイエローベスト運動と呼ばれる暴動を繰り広げた。
当たり前だったものが壊れている。それもそのはず。
自由、平等、資本主義、女性や子供を守ろう、差別をなくそう・・・そんな「当たり前」が自分を見捨てて追い詰めるのなら、守る必要がどこにあるんだろうか?
『ジョーカー』で描かれたゴッサムシティは、もうここにある。
(追記 アリーナ)
デッキはバントゴロス、ただしアグロメタに合わせて《脱ぎ捨て/王国まといの巨人》を採用した古い白寄りのレシピをコピー
後手 青単諜報カジュアル 〇〇
G2:マリガン。相手マリガン後手札調整中に爆発
先手 赤単災厄の行進 〇〇
G1:マリガンから土地2キープ
G2:土地1《むかしむかし》キープ
先手 ミラー ××
G1:緑無しマリガン
G2:マリガン、緑無しだがアショクを出せる状態でキープ→アショク打ち消される
後手:ミラー 〇××
G1:ダブルマリガンだが何故か相手より先に回る
G3:マリガン
2-2、序盤に当たった相手が弱くてゴールドだけは減らず
マリガン多すぎて苦しい。いくらサイド分かってなくても全ゲーム半分以上マリガンしてたら無理ゲー。
オープニングから不良に絡まれてフルボッコにされたり、「意志に反して笑ってしまう」という発作のせいで周囲の人間と馴染めなかったり、ガリガリの体にボロボロのアパートで、何とかピエロの仕事で食いつないでいる・・・
これでもかと主人公アーサーのどん底生活が続く。それでも支えるべき母親の存在、良い感じになった同じアパートのフロアの女性、コメディアンの夢に支えられて今の生活をギリギリ保っていた。
・・・そう、ギリギリだったのだ。不幸に次ぐ不幸がアーサーを襲い、支えになっていたものを次々と失っていき、失えば失う程狂気に呑み込まれていく。観ていられないほどの鬱展開がこれでもかと叩き付けられる。
そしてついにアーサーは、偶然や不幸ではなく自らの意思で「ジョーカー」として凶行に及ぶ。その時の彼の悲痛な叫びは、あまりにもリアルすぎた。
誰も弱者のことなど気にもかけない。もう失うものなんて何もない。そんな奴を笑いものにしてバカにすればどうなるか、思い知れ・・・!
これを観て、
「こんなの、ただの負け犬の遠吠えじゃないか」
「辛くたって真面目に生活してる人がいるだろう」
「殺すくらいなら一人で自殺でもしてろ」
・・・そう考えられる人は最高に幸福だ。
しかし現実は、ギリギリの生活を続けている貧困層が増えている。そんな人たちを追い詰めるだけ追い詰めて富める者はますます富む、そんな社会に疲れ切ったどころか家族を抱えたままホームレスにまでなる人が確かにいて、「自己責任だ」と無視されている。
映画の中ではゴミ業者のストライキに始まり、「金持ちを殺せ」と叫ぶ富裕層への反対デモ、そして「街が燃えています」と報道されるほどの暴動へと、人々の怒りがジョーカーの動きと連動して激化する。
お行儀よく真面目に生きていても踏みつけられるだけで救われる事は無い、だったら暴れろ!こんな世の中ぶっ壊せ!俺たちがどれだけ怒っているか金持ち共に教えてやれ!
こういうメッセージを感じる人は少なからずいるだろうが、甘い。そんな動きは日本でも欧米でもとっくの昔に始まっている。
差別主義者、ファシズムと批判される安倍自民党やトランプ大統領が選ばれ、そうでない若者も自称社会主義者(あの米国で!)バーニー・サンダースのような民主党内のさらに左翼を支持する。
(アメリカの若者に広がる ソーシャリズム なぜいま社会主義?)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191011/k10012121891000.html
社会に追い詰められ失うものも無くなった「無敵の人」と言われる人が、通り魔のような悲惨な事件を起こす。まさにこのジョーカーそのもの。
(無敵の人とは)
https://dic.nicovideo.jp/a/無敵の人
イギリスは国民投票の結果でヨーロッパから離脱し、フランスでは右翼と左翼が力を合わせてイエローベスト運動と呼ばれる暴動を繰り広げた。
当たり前だったものが壊れている。それもそのはず。
自由、平等、資本主義、女性や子供を守ろう、差別をなくそう・・・そんな「当たり前」が自分を見捨てて追い詰めるのなら、守る必要がどこにあるんだろうか?
『ジョーカー』で描かれたゴッサムシティは、もうここにある。
(追記 アリーナ)
デッキはバントゴロス、ただしアグロメタに合わせて《脱ぎ捨て/王国まといの巨人》を採用した古い白寄りのレシピをコピー
後手 青単諜報カジュアル 〇〇
G2:マリガン。相手マリガン後手札調整中に爆発
先手 赤単災厄の行進 〇〇
G1:マリガンから土地2キープ
G2:土地1《むかしむかし》キープ
先手 ミラー ××
G1:緑無しマリガン
G2:マリガン、緑無しだがアショクを出せる状態でキープ→アショク打ち消される
後手:ミラー 〇××
G1:ダブルマリガンだが何故か相手より先に回る
G3:マリガン
2-2、序盤に当たった相手が弱くてゴールドだけは減らず
マリガン多すぎて苦しい。いくらサイド分かってなくても全ゲーム半分以上マリガンしてたら無理ゲー。
コメント
この映画はスミぱんさんなら間違いなく理解し、気に入ると思います。1800円払う価値あります。
>M中さん
これまでの悲惨な生活を思うと、狂気と言うより一種の悟りを得たような開き直りっぷりにも見えます。
社会派ドキュメンタリー映画で有名なマイケル・ムーア氏も格差社会という背景からこの映画を評価していましたし、とにかく現実味ありすぎな内容でしたね。